
WiMAXとクラウドSIMを比較!絶対にWiMAXがおすすめな理由を解説
これまで大容量通信が可能なモバイルルーターは、WiMAX2+が一強でしたが、2019年頃からどんなときもWiFiを中心に『クラウドSIM』というサービスが登場しました。
WiMAX2+ほど速度は出ないものの、Docomo・au・Softbankの回線に自動的に繋がり、通信容量が完全無制限ということで話題になり、あっという間に契約者数を伸ばしました。
いろんなサイトのレビューを読んでみても、評判がよくほぼ速度制限にかかったという声を聞くこともなかったので、WiMAXの更新月をきっかけにどんなときもWiFiに乗り換えてみました。
契約してから半年ほどは本当に順調に使えていて、WiMAXよりも良いサービスだとおすすめしていたのですが、2020年に状況は一変します。
どんなときもWiFiの通信障害が多発し、ほぼ1週間全く通信ができなくなってしまいました。
さらにその後も細かく通信障害が発生し、プライベートはもちろん仕事で絶対に必要な場面では使い物にならないという事態に。
現在どんなときもWiFiは、解約金無料や回線休止の申請を受付していて、これから申し込むのはあまりにもリスクがあります。
WiMAXを使っていて、ここまでの状況になったことはなかったので、やはり新しいサービスであることと、『完全無制限の使い放題には限界がある』というのが答えだと思います。
結局元々使っていたWiMAXで、乗り換え違約金無料や月額料金最安値など料金面で一番魅力的だった、Broad WiMAXに乗り換えることにしました。
WiMAX2+が月額2,726円から使えるBroad WiMAXの公式サイトはこちら >このページでは、WiMAXとどんなときもWiFiの特徴や料金を詳しく比較していますが、これから契約するなら絶対にWiMAXがおすすめです。
現在どんなときもWiFiを使っているユーザーも、高速で通信が安定しているWiMAXへの乗り換えがおすすめです。
WiMAXとどんなときもWiFiをそれぞれの特徴で比較する
WiMAX | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
通信速度 | 最大1.2Gbps | 最大150Mbps |
回線 | WiMAX2+ au |
Softbank (ほぼ1回線) |
通信容量 | 10GB/3日 | 無制限 |
月額料金 | 2,726円〜 | 3,480円 |
申し込み | Broad WiMAX |
新規申し込み 停止中 |
WiMAX2+とどんなときもWiFiの特徴を比較すると、上の表のようになります。
表で比較してみると、基本的なスペックはWiMAXが上なのですが、通信容量無制限という点が、唯一どんなときもWiFiの魅力でした。
しかし、通信容量無制限どころか通信障害によってつながらず、つながっても速度がほとんど出ないので、大容量通信ができないという事態になってしまっています。
回線を多く利用しているユーザーに制限をかけているようですが、追いついていないので、恐らくサービスの変更か通信容量の上限を設定してくるのではないでしょうか。
その点WiMAX2+には、3日で10GBという通信制限があるものの、速度制限されるのは翌日の18:00 – 2:00までの間だけで、それをすぎるとまた高速通信が使えます。
速度制限を受けている時間帯でも、最低1Mbpsの速度は出るのでYoutubeの標準画質がストレスなく再生できる速度で通信は可能です。
また、WiMAX2+の方がどんなときもWiFiよりサービス提供の歴史が長く、ここまで大規模な通信障害が起こったことはありません。
万が一WiMAX2+の回線に障害が起こったとしても、Broad WiMAXの様に無料でau回線を使えるプロバイダで契約していれば、auのLTE回線を利用することができます。
どんなときもWiFiはクラウドSIMといいつつ、ほぼSoftbank回線にしか繋がらないので、今回の様な事態に陥ったのだと考えられます。
WiMAXであれば、元々の回線が強固なことに加えて、いざとなればau 4G LTEの回線が使えるので、まず通信ができなくなることなないという安心感があります。
どんなときもWiFiより料金もお得なWiMAX
プロバイダ | 端末 | 月額料金 | キャンペーン |
---|---|---|---|
Broad WiMAX |
0円 | 2,726円〜 | 初期費用無料 |
GMOとくとくBB![]() |
0円 | 3,696円 | 30,000円 キャッシュバック |
So-net![]() |
0円 | 3,380円 | 1年間月額割引 |
どんなときもWiFi![]() |
0円 | 3,480円 | – |
Biglobe![]() |
15,000円 | 3,980円 | 15,000円 キャッシュバック |
UQ WiMAX![]() |
15,000円 | 3,880円 | 3,000円 商品券 |
通信速度なら下り最大1.2GbpsWiMAXが速い
WiMAXとどんなときも。Wi-Fiでは通信速度が異なります。
WiMAXは下り最大1.2Gbpsの通信速度が出ることに対して、どんな時もWi-Fiでは下り最大150Mbpsにとどまっています。
どんな時もWi-Fiの使用している回線はSoftbankの4G LTE回線がメインで、電波状況に応じてDocomo・auの回線を利用しています。
WiMAXと携帯キャリアの回線では、もともとの回線の種別が全く違うので通信速度を求めるならWiMAXがおすすめです。
実際どれくらい通信速度に違いが出るかと言うと、WiMAXの場合は実測値で60Mbps程度の通信速度でインターネットに接続することができます。
それに対してどんなときもWiFiの実際の通信速度は、速くても20Mbps程度にとどまっています。
下り最大150Mbpsはベストエフォート方式で理論上の最大数値のため、実際の通信速度は常時10Mbps〜20Mbpsで使えています。
WiMAXも同じくベストエフォートで最大1.2Gbpsの通信速度ですが、実際の通信速度はどんなときもWiFiよりも速く、30Mbpsから60Mbpsの速度で通信が可能になっています。
単純にどんなときもWiFiとWiMAXでは2倍くらいWiMAXの方が通信速度が速いということになります。
WiMAXは光回線を使っているのと同じくらいの速度が出るので、通信容量よりも通信速度を重視するというユーザはWiMAXを選ぶと良いでしょう。
通信容量でも結局WiMAXが有利だった
通信速度に関してはWiMAXの方が断然有利ですが、通信容量に関してはどんなときもWiFiの方が圧倒的に優れています。
WiMAXは一応『使い放題で無制限』となっていますが、実際には3日間で10 GBの容量を使ってしまうと、速度制限の対象になってしまいます。
速度制限といっても他のモバイルデータ通信サービスに比べればとても緩いもので、翌日の18時から午前2時まで通信速度が1Mbps程度に制限されてしまうという内容になっています。
WiMAXの速度制限はその月ずっと続くわけではなく、午前2時以降には解除されて、再び高速通信が可能なのです。
しかし通信容量の多いユーザだと常に3日で10GBの制限にかかってしまう可能性があるのが難点です。
こうなってしまうと毎日18時〜2時は高速通信が使えないということになり、夜の1番使いたい時間に快適な通信が利用できないということになってしまいます。
実際にWiMAXを使っていた時は、3日間で10GBの制限に悩まされることが多く、日中のインターネット通信をできるだけ制限して使うようにしていました。
もちろん音楽や動画など大容量の通信を使わない場合は、3日で10GBを使うことは難しく、速度制限にかかることなく快適に利用できると思います。
しかし音楽・動画・ゲームなどインターネット接続が必要なサービスをよく利用するユーザにとっては、3日で10GBの容量では物足りない容量になると思います。
それに対してどんなときもWiFiは、3日間で10GBというような制限は一切ありません。
1日中動画を流しっぱなしにしていたり、音楽をストリーミングしていても速度制限にかかる事はありません。
どんなときもWiFiが唯一制限をかける場合として、他のユーザに影響が出そうなほどの大容量通信を行うことです。
例えば複数台の端末で同時に4K動画の視聴を長時間行ったり、大容量のファイル交換を24時間ずっと行っていたりと言うような、普通では考えられないような通信容量を使ってしまうと、速度制限にかかってしまうことがあります。
これはどんなときもWiFi側の判断で行われる制限なので、明確にどれくらいに使えば速度制限になるのかは公表されていません。
実際に使ってみたところや、ユーザの口コミなどを調べてみても、どんなときもWiFiで速度制限にかかってしまったと言うレビューは見たことがありません。
1日中Youtubeを流しっぱなしにしている位では、速度制限かからないのでよほど無理な使い方をしない限り速度制限とはならないのでしょう。
どんな使い方をすれば速度制限かかってしまうのか実験してみたい気もしますが、どんなときもWiFiの回線や同じサービスを利用しているユーザにも迷惑がかりそうなので、無茶な実験は控えています。
とにかくWiMAXのように3日で10GBというような通信制限がなく、通常利用なら一切速度制限がない本当の意味で使い放題なのが、どんな時もWiFiの特徴です。
そこそこの通信速度が出て容量を気にせずインターネット接続を楽しみたいという使い方ではWiMAXよりもどんなときもWiFiがおすすめです。
WiMAXとどんなときもWiFiを料金で比較
WiMAXとどんなときもWiFiは料金体系やプランも似ています。
しかし、WiMAXは多くのプロバイダが回線を提供していて、どんなときもWiFiは一社のみという大きな違いがあります。
WiMAXの公式プロバイダであるUQ WiMAXで契約するのが一番割高なので、ここと比べてしまうとWiMAXの方が高くなってしまいますが、WiMAXで安いプロバイダを選べば、どんなときもWiFiより安く利用できます。
ここではWiMAXの主要なプロバイダの料金と、どんなときもWiFiの料金をまとめて比較してみましょう。
月額料金 | キャッシュバック | |
---|---|---|
GMOとくとくBB![]() |
4,263円 | 30,000円 |
どんなときもWiFi![]() |
3,480円 | 0円 |
Broad WiMAX |
2,726円〜 | 0円 |
UQ WiMAX | 3,880円 | 0円 |
主要なWiMAXプロバイダとどんなときもWiFiの料金を比較すると、上の表のようになります。
WiMAXはいろんなプロバイダが様々なキャンペーンを行なっているので、申し込むプロバイダによって、料金が大幅に異なります。
その中で最安値のGMOとくとくBB WiMAXとBroad WiMAXをどんなときもWiFiと比較してみましたが、キャッシュバックキャンペーンがあるため料金ではGMOとくとくBB WiMAXが安くなっています。
GMOとくとくBB WiMAXは実質3,200円で使えて最安値
GMOとくとくBB WiMAXは、月の通信容量が使い放題のギガ放題プランがキャッシュバック金額を考慮すると3,200円/月ほどで利用できます。
キャッシュバックキャンペーンの内容が申し込む月によって異なり、大体30,000円から34,000円の間なので、タイミングによっては3,200円/月で利用できることになります。
どんなときもWiFiより毎月最大200円ほど安いので、料金にこだわる場合はGMOとくとくBB WiMAXで申し込みをするのがおすすめです。
ただし、キャッシュバックの受け取りを忘れないようにしないと、全くお得さがなくなってしまいます。
GMOとくとくBB WiMAXで申し込みをする場合は、キャッシュバックの受取手手順をよく確認してから申し込みをするようにしましょう。
どんなときもWiFiは3,480円で利用できる
どんなときもWiFiは申し込み窓口が1つしかないので、価格競争がありませんが、クレジットカードで支払いをすると適用されるキャンペーンで、月額3,480円で利用が可能です。
GMOとくとくBB WiMAXと比較すると少し高くなってしまいますが、WiMAXとは異なり、3日で10GBの制限がないので、本当の意味で無制限のモバイルルーターを探しているならおすすめです。
通信速度が下り最大150Mbpsなので、速度面ではWiMAXに叶いませんが、Softbank・au・Dcomoの3大キャリアの回線が使えるので、エリアや通信の安定感についてはWiMAXを上回っています。
Broad WiMAXは実質月額3,572円で使える
Broad WiMAXはどんなときもWiFiと同じ会社が運営しているWiMAXプロバイダです。
GMOとくとくBB WiMAXのように高額なキャッシュバックがありませんが、月額料金を1年目・2年目・3年目とそれぞれ割引してくれているので、実質の月額料金は3,572円になります。
どんなときもWiFiと比べると、100円ほど高くなりますが、GMOとくとくBB WiMAXについで安いWiMAXプロバイダです。
キャッシュバックのような受け取り忘れがないので、後からキャッシュバックが振り込まれるよりも、毎月確実に安い方が安心というユーザーに人気を集めています。
Webからの申し込み・クレジットカードでの支払いで、最安プランに申し込みができるので、必ずクレジットカードで支払いをしましょう。
WiMAXとどんなときもWiFiを比較したまとめ
- 通信速度ならWiMAX
- 3日10GBの制限がないのはどんなときもWiFi
- 料金の安さならGMOとくとくBB WiMAX
- 総合的にはどんなときもWiFiがおすすめ
WiMAXとどんなときもWiFiを比較してみると、総合的にはどんなときもWiFiがおすすめです。
通信速度ではWiMAXの方が上ですが、どんなときもWiFiには3日で10GBの制限すらない、本当に使い放題の通信容量という強みがあります。
料金面でもGMOとくとくBB WiMAXより最大200円高いということになりますが、200円なら大した差額ではないでしょう。
WiMAXは屋内や地下、山間部などで電波を拾いにくいうという弱点がありますが、どんなときもWiFiの場合は3大キャリアの通信を状況に応じて切り替えるため、圏外ということはまずありません。
10Mbps〜20Mbpsの通信がいつでもどこでも安定して使えるというのは、WiMAXの下り最大1.2Gbbpsを上回るメリットだと、個人的には感じています。
現在どんなときもWiFiを契約中ですが、特に不満はありませんし、通信速度が極端に低下することもありません。
これまで長くWiMAXを使ってきましたが、乗り換えてよかったと思っています。
WiMAXとどんなときもWiFiのどちらを契約しようか悩んでいるという方は、参考にしてください。