どんなときもWiFiを契約して使ってみたレビュー!速度や使い勝手など実際のところはどう?
これまでずっとWiMAXをメインに使ってきましたが、ずっと気になっていた『どんなときもWiFi』をついに契約しました。
通信量が無制限で速度制限がなく、3日で3GBや10GBという縛りもないという事で、好条件すぎて契約を躊躇っていました。
しかし、色んなサイトやSNSで口コミや評価を見ていると、思った以上に高いレビューを見かけます。
そこで、思い切って実際にどんなときもWiFiを契約して使ってみたので、その使用感や通信速度、電波状況などをレビューしたいと思います。
どんなときもWiFiはTV CMやWebの広告でもよく見かけるようになってきたので、本当のところはどうなの?と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてください。
※ 2020年から始まった通信障害でBroad WiMAXに乗り換えました
2019年8月に契約して半年利用しましたが、この半年の間に数回通信障害がありました。
特に2020年2月後半に1週間ほど全く通信ができない状態になってしまい、プライベートや仕事に大きな支障がでました…。
どんなときもWiFiには基本的に満足していましたが、突然しかも長期間の通信障害は持っていてい不安しかありません。
WiMAX2+の通信に加えてau 4G LTEの通信が使えるので、通信不能という状態には陥りませんし、W06という端末であれば下り最大1.2Gbpsという高速通信ができます。
元々WiMAX2+からどんなときもWiFiへの乗り換え組みでしたが、今回の通信障害をきっかけに、使い慣れたWiMAXに戻ってきました。
今どちらを選ぶ?と聞かれたら、迷わずWiMAXをおすすめします。
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本当に通信制限がなく実測値は常に10Mbps以上でとても快適
いきなり大絶賛の評価となりますが、どんなときもWiFiを実際に使ってみると、大体どの時間帯でも10Mbps以上の通信速度が出て、とても快適に利用できます。
ほぼ1日Youtubeを流しっぱなしにしてみましたが、通信制限にかかることはありませんでした。
とはいえ、4K画質の動画を複数台でずっと流すというような、わざと通信量を増やすような実験をすると、どんなときもWiFi側に迷惑がかかってしまうので、あくまでも通常利用を想定しての通信実験しかしていません。
確実に言えるのは、1日で3GBや3日で10GBというような制限は全くないということです。
また、WiMAXとは違い地下鉄で通信が途切れることもなく、ほぼどんな場所でも快適に利用することができています。
どんなときもWiFiはSoftbank,au,Docomoの回線が使えるクラウドSIMということですが、しばらく使用してみて度々確認すると、ほぼSoftbank回線で通信を行なっています。
つまりSoftbank回線が圏外にならないと、他の回線に繋がらないということでしょう。
どんなときもWiFiは、Softbank回線をそのままの通信速度・エリアで使っているという感覚で、家の中でも外でも全くストレスがなく通信ができる、夢のようなモバイルルーターです。
WiMAX・ポケットWi-Fi・格安SIM+SIMフリーモバイルルーターなど、これまで様々なモバイルインターネット環境を試してみましたが、現状間違いなく『どんなときもWiFi』がおすすめです。
どんなときもWiFiの通信速度を実測してみました
どんなときもWiFiを使ってインターネットに接続し、速度測定をやってみました。
上の画像はGoogleのスピードテストで計測しています。
22時前の計測で、下り17.9Mbpsと上り5.24Mbpsをマークしていて、Googleの評価も『インターネットの速度は高速です』と十分な通信速度が出ていることが分かります。
ちなみに、サーバーが東京になっていますが、計測したのは大阪市内です。
どんなときもWiFiを契約してから、頻繁に通信速度を計測していますが、Googleのスピードテストを使用すると、平均してこれくらいの通信速度が出ています。
東京・大阪・奈良・和歌山・三重で移動しながら通信してみましたが、常に10Mbpsから20Mbpsの速度が安定して出ているので、特にストレスを感じることはありません。
動画の再生がとまることなく、快適に利用できています。
どんなときもWiFiが遅い時の通信速度は?
どんなときもWiFiの通信速度は、常時10Mbpsですが、いろんな環境でスピードテストをしてみて、通信速度が遅い時にスクリーンショットを撮影してみました。
いろんな通信系のサービスで言われている12時台付近という時間帯のせいなのか、たまたま通信したエリアが悪かったのか、この時が一番速度が遅くなりました。
場所は大阪市内でしたが、iPhoneアプリのスピードテストは6Mbps、Googleのスピードテストでは7Mbpsになっています。
Googleの評価も17Mbpsを超えていた時とは異なり『インターネットの速度は標準です』という風にコメントが変わっているのが分かります。
とはいえ、契約前には『遅いときは1〜2Mbpsくらいになってしまうのかな?』と思っていたのですが、計測した中で最低の通信速度が6Mbpsだったので、嬉しい誤算でした。
この後も、6Mbpsより下回る時間帯や場所はないかと、いく先々でテストしたのですが、現状では最低通信速度が6Mbpsでした。
スピードテストで低速になったときでも、6Mbpsが出るのでもちろん動画の再生などには全く影響がありません。
結局どの時間帯でも場所でも、快適に利用できるのがどんなときもWiFiの実力というのが、検証してはっきり分かりました。
どんなときもWiFiのエリアはどう?
どんなときもWiFiの通信エリア・電波の入り具合を実際に利用しながら、確認してみました。
行動範囲が関西なのですが、人口の多い大阪市内で利用しますし、京都・奈良・和歌山など、都市部から山間部までいろんなところで利用してみたので、全国の方に参考になると思います。
基本的な日常利用ではSoftbankスマホと同じ
どんなときもWiFiのエリアは、Docomo,au,Softbankの回線の中で、自動的に最適な回線に接続するため、ほぼ圏外というのはありません。
ただ、現在はどのキャリアの回線のエリアも広いので、頻繁に回線が切り替わるということはまずありません。
利用している実感としては、ほとんどの場合Softbank回線に繋がっているので、大阪市内で日常生活をしていると、Softbankのスマホを利用している時とほぼ変わらない感覚です。
街中では普通に繋がりますし、もちろん移動中も繋がります。
基本的なエリアで考えれば、どんなときもWiFiのエリアよりも、今使っているキャリアの電波の入り方をイメージすればほぼその通りだと思います。
スマホがほとんど圏外にならないのと同じように、どんなときもWiFiは圏外にならない上に、1つのキャリアがダメでも次の回線に切り替えにいくので、スマホよりさらに圏外になりにくいということが言えます。
地下鉄の駅でも走行中でも電波に問題はなし
地下鉄の駅の構内など、駅の中を歩き回りながら接続を確認してみましたが、全く問題はありません。
常に電波は3〜4本で、地下に入ったからといって、電波の掴みが悪くなるということはありませんでした。
WiMAXを使っていた時は、地下に入ると電波が届きにくくなったので、ここは大きな違いです。
また、そのまま電車に乗ってみましたが、電車の中でも問題なくインターネットに接続できます。
Youtubeの再生もしてみましたが、地上にいる時とほぼ変わらない安定感で動画の視聴が可能です。
地下鉄にそう長く乗ることはないですが、この分だと長距離の特急電車や新幹線の移動でも全く問題なく通信ができそうです。
車の移動中に山間部やトンネルでも動画の再生が途切れない
車での移動中にも、どんなときもWiFiを利用してみました。
- 大阪 – 三重
- 大阪 – 和歌山
- 大阪 – 奈良
上記の様なルートでそれぞれ2時間以上運転する機会があったのですが、この時も常に接続が途切れることなくインターネットができました。
もちろん全て別の日の運転だったので、その日だけ快適だったということはないはずです。
いずれの場合も、Google MapやYahoo!カーナビを使い、別のスマホで動画をBGM代わりに流していましたが、動画が途切れることもナビの通信が途切れることもありませんでした。
運転中なので、動画を見ることはありませんでしたが、例えば子供を載せていて、iPadで動画を見せてあげるという様な使い方も問題ないでしょう。
子供が車に飽きてくると、映画でもみせてあげたいところですが、意外とその時リクエストされたものを持っていないということはよくあることです。
どんなときもWiFiがあれば、Amazon PrimeやNetflixから好きな動画をいつでも観せてあげられるので、移動中の大きな助けになると思います。
どんなときもWiFiにデメリットがあるとすれば?
基本的には契約して大満足のモバイルルーターで、全ての人におすすめしたいどんなときもWiFiなのですが、デメリットに感じた部分や、人によってはデメリットになり得る部分もレビューしたいと思います。
契約前は出来るだけたくさんの情報を知っておいて、納得してから契約に進むのが良いので、ネガティブな部分にも少し目を通しておくと良いですね。
2年間の契約期間で縛りと解約違約金がある
どんなときもWiFiは2年契約のプランしか用意されておらず、1年契約やレンタルといった選択肢がありません。
これはWiMAXやポケットWiFiなどの3年契約と比べれば短い期間ですが、レンタルWiFiやレンタルWiMAXなどの手軽さと比較すると、重い契約内容になります。
当然のことですが2年未満で解約すると、所定の解約違約金を支払う必要があるので、最低利用期間に満たずに解約してしまう場合は、以下のように余分な出費となってしまいます。
- 12ヶ月まで : 19,000円
- 24ヶ月まで : 14,000円
- 25ヶ月解約 : 0円
- 26ヶ月以降 : 9,500円
25ヶ月目の更新月以外でも違約金が発生するので、2年できっちり解約するようにするという使い方がおすすめです。
使ったこともないのに2年契約は…と感じるユーザーも多いかもしれませんが、どんなときもWiFiには初期契約解除という制度があるので、8日以内なら無料でキャンセルが可能です。
それ以降は上記の解約違約金が必要になってしまうので、8日間で今後使っていけるかどうかしっかりと見極めましょう。
端末のデザインや機能を選ぶことができない
どんなときもWiFiでは契約する際に1つしか取り扱いの端末がなく、機種を選ぶことができません。
現在契約すると、届く端末は『uCloudlink』から販売されている、『Glocal Me U2』という端末になります。
U2は液晶画面がないとてもシンプルな外観の端末です。
WiMAXやポケットWiFiなどのモバイルルーターは、ほとんど液晶画面があってバッテリー残量や電波状況などを一目で確認できます。
U2の場合は、ボタンを押して点灯するランプの数だけで、バッテリーや電波・Wi-Fiの通信状態を把握する必要があります。
個人的にはモバイルルーターの画面を頻繁に確認したことはなかったので、これくらい最低限の確認手段で十分だと感じていますが、抵抗のある方もいるかもしれませんね。
クラウドSIMに対応したモバイルルーター自体の種類が少ないので、今後も極端に選択できる機種が増えることはなさそうです。
基本的にはuCloudlink社の製品がどんなときもWiFiに使われるので、あちらで最新機種が発売されれば、どんなときもWiFiでの取り扱い端末にも変化があるかもしれません。
U2のスペックとしては、以下のようにWiMAXやポケットWiFiなどと比較すると、少し低いスペックになります。
- 下り最大 : 150Mbps
- 上り最大 : 50Mbps
- 通信時間 : 13時間
- 接続台数 : 5台
- 端末重量 : 151g
最大通信速度がWiMAXやポケットWiFiと比べると大きく劣りますが、結局はどれもベストエフォート方式なので、数字で表されているほどの速度は出ません。
どんなときもWiFiは、ほぼ10Mbps以上の通信速度なので、利用する上での不満は全くありません。
人によってデメリットになるのが、最大接続台数が5台までという点です。
有線LANポートなどがなく、接続台数を拡張できないので、自宅の固定回線として利用しようと考えているユーザーにとっては、ここは気をつけたいポイントです。
Docomo回線に繋がると低速になる
どんなときもWiFiは基本的にはSoftbank回線での通信になるのですが、Softbank回線の電波が届きにくい場所では、Docomo回線に自動的に接続されてしまいます。
Docomo回線は、Softbankユーザーに比べて利用しているユーザーが多いためか、特に12時や18時などの混雑時に通信速度が遅くなってしまいます。
この接続先を自分で選ぶことはできないので、端末が自動的に判別して掴んだ電波に任せるしかありません。
ただ、レビューでも書いた通りほとんどがSoftbank回線に接続されるため、Docomo回線に頻繁に接続されてストレスを感じるということはありません。
たまたま接続した場所でSoftbankの電波が届きにくく、Docomo回線に接続してしまい、その時間帯がユーザーの利用が混雑する時間帯だったという特殊な場合のみ、つながりにくさを感じるということになるでしょう。
残念ながら、こんな状況にはまだ遭遇していないので、今後こういった不満を感じれば追記して、詳しくレビューをしたいと思います。
契約者数が増えた時に通信速度を保てるか
どんなときもWiFiは2019年からサービスを開始し、一時は端末の在庫がなくなり、申し込みができないくらいの人気を得たサービスです。
現在は、急激な申し込みが落ち着いたのか、在庫切れを起こすことはなくなっていますが、TVやCMの影響により今後もユーザーは増え続けていくでしょう。
そうなった時に、現在のような通信速度で使い放題のサービスを保っていけるかというのは未知数です。
ただ、現状でも相当なユーザー数になっているはずのどんなときもWiFiが、このレビュー記事にあるように、安定した通信速度を保っているのは事実です。
ユーザーの増加に応じて回線の強化が行われれば、通信速度が極端に低下することはないでしょう。
正直に言うと、10Mbpsも通信速度が出ていれば十分なので、高速化よりもこれくらいの通信速度がずっと使えれば、モバイルデータ通信サービスとしては大満足です。
ユーザー数の増加と、帯域の増加に負けずにサービスを継続させてもらいたいところですね。
契約するまでは、この事が心配でしたが、使い始めてどんなときもWiFiの快適さを実感すると、そんなに気にならなくなりました。
どんなときもWiFiのレビューまとめ
どんなときもWiFiを実際に使ってみると、色々な口コミで見た通り、現状不満と言えるものはありません。
通信速度も常に10Mbps以上で必要十分ですし、電波の入りもau,Docomo,Softbankの回線の3種類が拾えるため、圏外になるということはありません。
使用している環境ではほぼSoftbank回線に繋がっているので、他の回線に繋がった時のレビューができないのが残念ですが、もしSoftbank回線以外に繋がる場所が見つかれば、そこで使ってみてレビューしたいと思います。
接続台数が5台というのは少し物足りないかなとも思いましたが、モバイル環境では5台以上同時に接続するということはまずありませんでした。
自宅の固定回線として利用しようとする場合には、接続台数5台というのはちょっと心許ないかもしれませんね。
とはいえ、モバイル環境ではほぼ満点だと言えるどんなときもWiFiは、通信量無制限のモバイルルーターを探しているユーザーにとって、現状では最適解です。
これまでモバイルルーターといえばWiMAX派でしたが、これからはどんなときもWiFiがおすすめです。